ザ・ヴィーナス『サレンダー・トゥ・ユー』

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80年代の原宿・原色のポップ・カルチャー

ジャケットのアートワークから収録曲のラインナップまで、当時の日本の50s・60sポップス/オールディーズ・リバイバルの熱気と、彼らのハイクオリティなポップ・センスがギュッと詰まった素晴らしい名盤だと思います。

グループメンバーの再編成とグループ名を「ザ・ヴィーナス」に改名しての第1弾LPです。


完璧すぎる「胸キュン」な完璧な選曲!

トラックリスト(Side A / Side B)を見ると、思わずニヤリとしてしまうほど隙のない、完璧なアメリカン・ポップス&ガールのカバー集です。


ヴォーカル コニー(CONNY)の圧倒的な存在感!

ザ・ヴィーナスといえば、なんといってもボーカルのコニー(Conny Lane)です。

弾けるような笑顔が印象的ですが、彼女のキュートで少し鼻にかかった甘い歌声は、これらのロリポップ・ポップスやガールズ・グループ・サウンズ(The ChiffonsやThe Angelsなど)のカバーに完璧にマッチしています。

日本語訳詞を乗せて歌う彼女のボーカルは、当時の若者にとって最高にオシャレでステップを踏みたくなるものだったはず。


レジェンド級のバック・アレンジャー陣

クレジットをよく見ると、ポップス・マニアなら二度見するような贅沢な名前が並んでいます。

All Arranged by NICK HOPKINS, GINJI ITO

なんとアレンジに伊藤銀次氏(ナイアガラ・トライアングル等で大滝詠一氏や山下達郎氏とも深く関わったJ-POP、シティ・ポップの最重要人物の一人)が参加しています。

さらにキーボードのニック・ホプキンス(Nick Hopkins)氏との共同アレンジにより、単なる「古い曲の焼き直し」ではなく、80年代初頭のクリアでハつらつとしたモダンな「ポップ・ロック」へと見事に昇華されています。リズム隊(FIVE STARS)のハネるようなビートも最高ですね。

針を落とした瞬間、一瞬で60年代のアメリカのハイスクール、あるいは80年代の原宿のホコ天にタイムスリップできるような、幸福感に満ちた素晴らしいレコードだと思います。

 


It's my party, and I'll cry if I want to
Cry if I want to, cry if I want to
You would cry too if it happened to you